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自動車に関連するDIY

<ウィンドウフィルムをきれいに-DIY>

ウィンドウフィルムの線が見えないように貼るコツ

ウィンドウフィルムは車用のカーフィルムです。
最近の乗用車やワゴンの後部座席や後ろのウィンドウの色が暗くなっているものをよく見かけます。
最近の国産車はもともとガラスの色がそうなっているものが多いですね。
昔はありませんでした。ですので、セッセと自分でフィルム貼りをしたものです。
ですが、ウインドウフィルムの施工については、道路運送車両の保安基準により以下のように定められています。

● 前面ガラス、運転席側の側面ガラス、助手席側の側面ガラスに施工する場合、可視光線透過率を70%以上に保つこと
● 後面ガラス等に施工する場合、必要な視野を妨げないこと

ですので、フィルムを貼る場合は後部座席以降のガラスになります。
それも真っ黒ではないものの方が品が保たれるのではないかと思います。
初めての方はどうしていいか分からないと思います。
また、たまに後ろのガラスに貼ってあるフィルムがシワシワのままになっている車を見かけます。
たぶん1枚貼りをしたのでしょう。
「うまくいかず失敗したけれどせっかく買ったのに剥がすのはもったいない。」という声が聞こえてきそうです。そこでその「きれいに貼るコツ」をご紹介します。

特に後ろのガラスです。乗用車、ワゴンに限らず上下左右に湾曲しています。
横のガラスは普通上下にカーブがついています(下敷きを曲げたような感じ)ので、可動すること以外注意することはありません。
ですが、後ろのガラスは車によってはボールの一部を切り取ったような(少しオーバー?)湾曲をしているものもあります。
貼り方は基本的に熱線に沿って数分割にカットして貼ります。
大体ガラスの大きさにもよりますが、熱線3本から4本分くらいを1分割分とします。
良くある説明で、1mmくらい重ねてとか、貼ったあとにカットするとか、熱線にカットを合わせるとかありますが、前者は後ろから見ると線が見えますし、後者はアマチュアには難しすぎます。
では後部ガラスのフィルム貼りのコツを説明します。


フィルム貼りのコツ

1)【油やホコリ等の除去】 まずフィルムを貼るガラスの内側と外側をよく掃除します。
2)【フィルムの型どり】 外側からガラスに霧吹きして、フィルムの粘着面を自分側にしてガラスにかぶせます。
3)【フィルムの型どり】 フィルムにマーカーでガラスの外側に沿ってガラス型カット線を引きます。
4)【フィルムの型どり】 フィルムにマーカーで熱線に沿ってなるべく分割幅が平均になるよう分割カット線を引きます。
5)【フィルムのカット】 フィルムのマーカ線に合わせカットします。
※<重要>カット面がなるべく滑らかになるよう、刃は新品を使う等切れる道具を利用してください。
※<参考>自分はガラスに乗せたまま、安全カミソリの刃だけを持ってカットします(切れるし柔軟ですから)
※また、なるべく熱線に沿ってカットしますが、それほど神経質ななる必要はありません。多少ずれてもOK^^
6)【貼る準備】 カットした一番上のフィルムの角の両面からセロハンテープを重ねないように角度をずらして貼ります。
※<重要>両方のセロハンテープを引くとフィルムを粘着側とクリア側に簡単に剥がせます。
7)【フィルムを貼る】 ガラス内側に霧吹きします。
8)【フィルムを貼る】 セロハンテープでフィルムを半分剥がして粘着面に霧吹きしてから全部剥がします。
9)【フィルムを貼る】 フィルムの粘着面をガラス側に合わせ貼る位置を合わせます。
10)【フィルムを貼る】 フィルムに霧吹きしてゴムへら等で中央から外側に向けてフィルム内の空気を抜きます。
11)【フィルムを貼る】 上から2番目のフィルムを6)のセロハンテープを貼るところから繰り返します。
※<重要>上のフィルムと下のフィルムのカット面を合わせて貼ります。(カットしたその通りに貼っていきます)
※<参考>ガラスは湾曲していますので、両端は多少重なりますが問題ありません。(あくまでも中央のカットを合わせてください)
12)最後のフィルムまで繰り返し 重要なのはカットした通りに貼っていくことです。

重要なのは、カットした順番と同じ順番に貼っていくこと。これによりカット面が絶対合います。(両端は多少重なりますが外からは見えません)
そのため、たとえ熱線とカットが合っていなくても、多少カットが曲がっていようが、無理なく貼れますしあわてることもありません。
なにしろ、外から見るとフィルムの合わせ線が見えません。(乾くと中から見ても見えないかも)
フィルムを貼るときはホコリや風がない時に行いましょう。また、施工は自己責任でお願いします。

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