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家電に関連するDIY

<アンテナ線の分配施工-DIY>

BS・CS・地デジアンテナ線の屋外分配

今回はBS・CSアンテナ線の屋外分配を行いました。
通常のアンテナ配線は、「各アンテナ→混合器→(ブースター)→<屋内へ>→分配器→(分波器)→テレビ」だと思います。
※(カッコ)内は必要に応じて利用

アンテナ機器の説明
アンテナ混合器 複数の違う放送の電波信号を1つの信号にまとめる機器(電波信号混合器)
アンテナブースター 電波信号を増幅する機器(信号増幅器)
アンテナ分配器 1つのケーブルから複数の線に電波信号を分ける機器(分配器)
アンテナ分波器 混合された電波信号を複数の元の電波信号ごとに分ける機器(元の電波信号に戻す機器)

我が家の場合は2世帯なので、複数分配による利得が下がるのを防ぐため、各世帯に1つの地デジアンテナを設置しました。
また、いままでのアナログテレビの配線VHF(UHF)は使用できませんのでそのままです。
今回はBS・CS用の配線が1世帯だけされていませんでしたので配線することにしましたが、パラボラアンテナは大きいので追加しないで既存アンテナから分配することにしました。
というわけで近くのホームセンターで分配用機材を購入してきました。(八木アンテナ製が多いです)全部で1万円チョットです。(この中で一番高いのがすき間ケーブルでした)

アンテナ屋外用分配器

屋外設置用の分配器です。
BS・CSアンテナは電源(電流)が必要です。そのため全端子電流通過型を利用します。
片側だけ電流通過型もありますが、電流通過しない側のテレビだけの単独利用ができなくなります。
そのため、どちらのテレビもBS・CSを利用する場合は全端子電流通過型となります。

アンテナ同軸ケーブル

地デジ・BS・CS対応の同軸ケーブルです。
屋外配線なので4Cまたは5Cタイプ(太いケーブル)を利用します。
長さは必要に応じて選びますが、今回は屋外約20m、屋内約10mなので、30mのケーブルを購入しました。
今回、5Cタイプを購入しましたが、対環境には安心ですが少し扱いにくいので、屋内への引き込みと配線のことを考えると4Cタイプにすればよかったと思っています。分配器からの屋内だけ4Cタイプでもいいですね。

アンテナコネクタ 中継

今回の配線は、「アンテナ→分配器→すき間ケーブル→テレビ」となります。
そのため、すき間ケーブルの両端子とテレビのBS端子の接続にコネクタ(合計3個)が必要となります。
それで、コネクタ2セットを購入しました。(左と中央で種類が違うのは、単に違う種類を使って見たかっただけです)
あと、念のため中継セットも購入しておきました。

アンテナすき間ケーブル

文字通り、すき間を通すケーブルです。
サッシのすき間を通します。勿論サッシの鍵もかかります。
アンテナのケール配線で一番考えるところはやはり屋内への引き込みではないでしょうか。
通常、いままで使用していたアンテナの交換工事によって、既存アンテナ線の引き込み場所を利用するのでしょうが、今回はDIYですので自分で処理する必要があります。
ですが、今は様々な商品がありますのでさほど苦労しません。
今回利用するすき間ケーブルもサッシのすき間を通すので少し不安に感じますが、作業が簡単ですしとにかく穴を開ける必要がありません。
少し値段は張りますが利用価値はあると思います。
ただ同軸ケーブルを通す所(エアコンの穴利用やその他通せる穴等)があるのであれば、すき間ケーブルは不要です。

BSアンテナはベランダの手すりの柱に取り付けてあります。
今回、分配器はアンテナのポールに取り付けました。(これが一番簡単^^)
この分配器は2分配です。アンテナから中央の端子へ接続し、両端の端子から各テレビへの接続となります。

アンテナ線の分配DIY

アンテナ線の分配DIY

同軸ケーブルの処理は、約3cm程カッターで丁寧に切り込みを入れ、被覆を取ります。
中のシールド(網)を被覆の上にかぶるように折り返して、シールドが約1cm程残るようにビニールテープで止めます。
あとは、シールドから約2mmほど上から心線が出るように心線の被覆を丁寧に切り取ります。

アンテナ線の分配DIY

分配器のフタを開いたところです

アンテナ線の分配DIY

同軸ケーブルの末端処理です

アンテナ線の分配DIY

中央はアンテナへの接続となります

アンテナ線の分配DIY

ネジ式コネクタの処理

これはすき間ケーブルとの接続側のコネクタ処理です。
ケーブルの処理はアンテナの時と同じですが、コネクタが付きます。
このコネクタは、ネジの部分をケーブルに差し込み、シールド部分をカシメて終わりです。
心線のカット前なのでまだ長いままです。(心線はコネクタより2mm位長めの位置でカットします)

全ての配線が終了し、受信確認もできました。 メデタシメデタシ^^

BS・CSアンテナ取付ツール
BSやCSのパラボラアンテナの取り付け方位が素人にも簡単に分かる大変便利な資料(ツール)あります。自分も実際にこの方位盤を利用してアンテナを取り付けました。
TDK BS・CSアンテナ 衛星方向早わかり方位盤(関東版)PDF
TDK株式会社の資料ですが、現在はTDKのホームページにもありません。関東版以外もあったようですが残念です。

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